こんにちは、ゆうたです。
本日のテーマは「意思決定の質」についてです。
合理的な判断を下し、意思決定の質を上げていけるようにするにはどうすればいいのでしょうか。
FXにも生かせる意思決定の力
正しい意思決定ができれば、重要な選択を迫られた時にも質の良い決定をすることができるわけであります。
これは、FXや投資にも大切な要素になってきます。
FXに例えるとしたら、下記のような感じ。
- どこで損切りするか決めているのか
- 損切ラインまできたら迷わず決済できるか
- 利食いのターゲットは決めているか
- どの波の部分を狙っているか把握しているか
- エントリーする方向は長期足に従ってるのか
- エントリー後の3つのシナリオを意識しているか(上昇、下降、レンジ)
- トレードする時間帯はルール通りか
- 利益がでるようなリスクリワードになっているか
- 資産の5%以下のリスクか
など、相場を張る時にはたくさんの決断をしなければいけないわけです。
1つ1つの「意思決定の質」を上げていくことがトレードで良い成績を上げる要素にもつながるわけです。
正しく意思決定するためには、まず「選択肢を多く持つ」ってことが大切です。
何かの決断をするとき、「するべきかどうか」で悩んでいる時や、限られた選択肢について延々と議論をしている時なんかは要注意っす。
そんな状況では視野が狭くなっていて「この選択を成功させるにはどうしよう」ってことしか考えられないからです。
そんな時は別の選択肢を考えることが大切になってきます。例えば、
- 「同じ時間とお金で何ができるだろう?」
- 「今の選択肢が消えたらどうする?」
ってな感じで他の視点から考えることで状況が変わるってわけです。
もし、行き詰まったときには、自分と同じ問題を解決した人を見つけるのも一つの手です。
確証バイアス
続いて、確証バイアスってのがやっかいでして、こいつは、直感的な好みを裏付ける情報ばかり探してしまうってもの。
確証バイアスがどういったものかと言いますと、
近所に焼肉屋さんがオープンしようとしたとします。
どんなお店なのかワクワクして期待します。
そこで、行く前にその焼肉屋さんの評価を見てみようとオンライン検索したところ、
良いレビュー(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)と悪いレビュー(⭐︎)が
何個が出てきた時にどっちのレビューを読みますか?
きっと良いレビューを読んじゃいますよね。
だって、行きたいと思っているからこそ「美味しいお店であってほしい」と期待しているんだから。
このような感じで、人間は「自分に都合の良い情報しか入ってこない」ようになっているんです。
こういう時の対処方法は、3つありまして、
- 逆の意見をもつこと、
- 反対意見が言いやすい状況をつくる。
- 否定的な情報が判明しやすい質問をする
といった感じです。
「この選択肢が良いと言えるための条件は何か?」など、とにかく「逆を考えてみる」っていうクセをつけるってことが確証バイアスに陥らないために必要なポイントだってわけですな。
いやーバイアス(思い込み)に振り回されずに意思決定するには、鍛錬が必要なんだなーって感じますねー。
結局人間は自分が見たいものだけを見て、自分の考えを知らぬ間に強化してしまう性質があるってことをまず認識することが大切っすな。
大切なのは、意思決定までのプロセスだということ。
トレードのようにどれだけ良いプロセスを決めたとしても、結果が伴わないことなんてザラにあるわけです。
だからこそ、信頼ができるプロセスが重要になってくる。
なぜなら、プロセスに従って選んだ結果であれば仕方ないと思えるからです。
一時的な感情によって意思決定をしてしまわないためにも「複数の選択肢を持つこと」、「逆を考えること」を日々の意思決定の際に意識して取り組んでいきたいものです。