意思決定の質を上げる方法
確証バイアスと戦う3つのアプローチ
- 反対意見が出やすい状況をつくる
- 否定的な情報が判明しやすい質問する
- 逆を考える
この3つです。
人は自分の考えを裏付ける情報を探してしまいがち。
内心ではこうなってほしいと期待しているってわけです。
そういう期待が、少しでもあるとその選択肢に有利な情報を集めてしまいます。
こういった状況を避けるためには、
- 情報収集を念入りに行い、逆を考える
- 正しい種類の情報を探すこと
- 踏み込む前に選択肢を試してみる
こういったことはトレードに置き換えてみるとよくある話ではないでしょうか。
簡単に心を切り替る方法
感情の整理をするための手法があります。
それは、「10-10-10」という手法です。
10-10-10とは、意思決定を3つの時間軸で考えるというもの。具体的には、
- その決断について今から10分後にどう感じるか?
- 10ヶ月後はどうだろう?
- 10年後はどうだろう?
ってな感じ。この3つの時間軸で考えることで、イヤでも自分の決めた意思決定と距離を置くことができるのです。
現在と未来に食い違いがあると、私たちは現在を重視してしまいがちです。
このテクニックは、一時的な感情を客観的な視点でとらえることができ、一時的な感情を唯一の選択肢にしないように知るためのものってことを覚えておきましょう。
未来の予測を幅で考える
何かの未来を予測する時に重要なのは、最悪の結果と最高の結果両方とも想定して、備えておくことです。
もし、未来に対してある程度予測する力があったとしても、自分が思っているよりもずっと、間違いを犯すケースが多いです。
こうして幅をもって考えないと、私たちは「良い面」しか考えないからです。
未来を点ではなく、幅でとらえて考えていきましょう。
ここまで、意思決定の選択について改善する方法を紹介しました。
意思決定を完璧にすることは非常に難しいです。
しかし、少しずつ自分の意思決定の質を上げていき、改善していくことはできます。
常日頃から、現在悩んでいることをカレンダーに記録しておくってことが大切です。
みなさんは、1年前の今日悩んでいたことを思い出せますか?
恐らく覚えていないんじゃないでしょうか。
人間の記憶なんて曖昧なのです。
だからこそその時の感情を記録しておく。
後から振り返ってみるとこんなことで悩んでたんだなって知ることができます。
正しい選択を良いタイミングでできれば、素晴らしい未来が待っているというわけですな。