市場サイクルを意識
どんな物事にもサイクルがあるということを著者はおっしゃっています。
一本調子で上がり続けるものなどないと。
機械ではなく人が関わる以上、どんな物事にも浮き沈みがあるって仰っているんですよね。
その中でも重要なのは、「信用サイクル」。
- 経済が好況期に入る
- 事業に必要な資金を提供する金融機関が繁栄
- 悪い材料がないので、融資や投資に付随するリスクが低下
- リスク回避志向が消える
- 事業拡大。資金供給の拡大
- 金融機関がシェアを拡大するため、金利を下げて与信基準を下げる
これが行き過ぎれば、コストに対して、資金の収益率を超えてしまう。
資金が回収できなくなってしまうということ。
貸し手の金融機関が損失を出せば、融資をしたくなくなる。
↓
金利を上げて、与信の基準も上がる
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企業は借りることができなくなるから、債務の借り換えができなくて倒産や債務危機になる。
こうなると、リセッションに入って加速する。
大切なことは、「予測」することじゃない。
今、現在「サイクルのどの段階にいるのか」ってことを知っているかってことが重要!
結局、人は感情で動いている。だから浮き沈みがある。
景気の拡大と後退を繰り返す。
長くなりましたが、サイクルの存在を無視した投資は本当に危険なんだということ。
これを意識して来年も相場で生き残っていきたいと思う。