自分が使っているテクニカル分析というのはいったい何のために使っているのか、ってことを深堀していくとトレードでもいきてくる。
MAは何のために使っている？
傾きをみているのか、トレンド相場、レンジ相場の見極めに使っているのか、
ダウ理論は何のために見ているのか？ボリンジャーバンドは？ストキャスティクスは？
など、自分が使っているテクニカルが何のために見ているのかってことを今一度振り返ってみると新しい発見がある。
チャートをみて、何も考えずに現在の相場環境が分かるのは良いことだと思う。
ただ、今一度初心に戻って自分が何のために相場と向き合っているのか、など１つ１つ向き合っていくのもよいのかもしれないぞ。
投資、投機で成功するためには、自己規律が重要である。
「疑ってかからないといけないときに、人は自身満々になりレバレッジをかけてしまう。
そして、大胆に攻めなければいけないときに限ってためらう。本当はそこで信じるべきなのに疑う」
今、すぐに結果を求めようとする焦りがうまくいかない原因だ。
早く、会社から抜け出したい！
早く、自由になりたい！
この焦りがトレードを難しくしているってことを認識すること。
大切なことは「自分のルールに沿った行動がとれているか」である。
自分の検証に検証を重ねた局面だけに絞ってトレードする。
得意な局面まで待つってことができているかどうか。
これができないなら資産は増えていかない。
どんな根拠でトレードしている？
いま一度、自分のトレードを振り返ってみることだ。
思うようには増えていかないってこと。
自分がどんな時にやらかしているのか、記録をとればその共通点が見つかるはずだ。
そのやらかしを１つ１つ排除していけば必ず到達できる。
どんな物事にもサイクルがあるということを著者はおっしゃっています。
一本調子で上がり続けるものなどないと。
機械ではなく人が関わる以上、どんな物事にも浮き沈みがあるって仰っているんですよね。
その中でも重要なのは、「信用サイクル」。
これが行き過ぎれば、コストに対して、資金の収益率を超えてしまう。
資金が回収できなくなってしまうということ。
貸し手の金融機関が損失を出せば、融資をしたくなくなる。
↓
金利を上げて、与信の基準も上がる
↓
企業は借りることができなくなるから、債務の借り換えができなくて倒産や債務危機になる。
こうなると、リセッションに入って加速する。
大切なことは、「予測」することじゃない。
今、現在「サイクルのどの段階にいるのか」ってことを知っているかってことが重要！
結局、人は感情で動いている。だから浮き沈みがある。
景気の拡大と後退を繰り返す。
長くなりましたが、サイクルの存在を無視した投資は本当に危険なんだということ。
これを意識して来年も相場で生き残っていきたいと思う。
トレードってマウスをカチカチって動かすだけだから簡単だって思われる。
だが、そんなことはない。
自己分析ができないと勝てるようにはならない。
自分という人間がどういった人間かを知ることができないと「勝ち続ける」ってことは不可能。
トレードは決断の連続である。
どこで損切りし、ターゲットはどこまで狙っていくのか決める。
投入した資金に対してどの程度のリワードを狙っていくのか。
それ以外もあるが、こういった部分をエントリーする前に決める。
事前に決めたことをそのとおりに実行できるかどうかが重要なんだ。
そのとおりに実行できれば利益にならなくても正解だ。
でも、これを正解と思うことがどうしても難しいのがトレードなの。
稼ぐために、利益を出すために始めたのに負けても正解だなんてとてもじゃないけどそうは思えないから。
そして、負けたお金を「取り返したい」ってマインドになったらもう終わり。
何としても今日の負けを今日中に取り戻すってことになったらおしまい。
破産の道に進んでいく。
冷静になって考えてみれば、利益になるかどうかなんて相場次第になってくるから自分でコントロールなんてできないわけだ。
それを今日中にどうしてもなんて思うから取り返しのつかないことになる。
こんな経験は誰しもあると思う。
相場で勝てないってのはほとんどこの部分が原因じゃないだろうか。
ほとんどの人はここに気づかない。
自己分析をするってことをしないから。
いままでの人生がのんべんだらりと過ごしてきておいて、いきなりトレードだけはうまくいくと思っているのが間違いだろう。
FXで月に５万稼げたらいいなーみたいなふわっとした気持ちで始めるのなら最初からやらないほうがいい。
想像している１０００倍、厳しい世界だと思う。
でも当然だろう？だって普通に働いていたら手にすることができない金額を週単位、月単位で稼ごうって思っているわけなんだから。
ただ、研磨し続けていけば月単位でプラスにすることは圧倒的に可能。
職人のように１つの技を極める。今自分に足りていないことは何か、工夫して試していく。
機能していることは何か、機能していないことは何なのか、自分の頭で考えながらスキルを向上させていくんだ。
トレードは賢いやつが勝てるわけじゃない。何度も言うけど決めたことを守り続けることができるやつが勝てる。
間違っても、「損切りしないで耐える」ってことをしてはいけない。
その時にたまたま、元の位置にもどってきたとしてもだ。
だから自分がその時何を考えてトレードしたのかってことを紙に書き出す。
頭の中で考えていてもだめ。
紙に書き出すことで客観的にみることができるから。
１つ１つ超えていこう。
運動も継続的にできる、読書もしている。食事も徹底している。瞑想もする。
なのにトレードだけ何で勝てないのか、ってずっと必死に考えた。
その答えは、お金への執着が強すぎるってことだった。
せっかく良いトレードをしていても少しルールを破ってプラスだった利益を吐き出してしまったりすると、「ふざけんな！」「マイナスになるなんて嫌だ」「取り返したい」
っていう己の都合でめちゃくちゃなトレードを繰り返してしまう。
人は何かを得たときよりも、失ったときのほうが心にズシンとくる。
こうなった時は、相場と距離をとるってことが一番大事って心の中でわかっていても
やっぱり取り返したいって気持ちが強くて、トレードをしてしまったり。
一旦距離をとってまた自分のターンが来た時にトレードすれば絶対に取り返すことができるのにその瞬間はもうそんなこと忘れている。
連敗するってことは今の相場の流れと自分の型があっていないってことのサインだと感じること。
調子が悪いからこそロットを下げるんだ。
負けた後ロット上げて、バカやってとてつもない資金を失ってしまったらどうしようもないだろ。
腹が立った後、どういう行動をとるのか！！
ここがトータルの収益に大きく影響する。
その日は仕事でイライラしていたのかもしれない。
自分がどういう状態なのか、自分の行動を毎日記録すること。
自分を客観的に見れていたら、リベンジトレードは減るはずだ。
何のためにトレードしているのか、長期足は何のために見てる。
4時間足、1時間足は何のために見てるのか、
これらに対して自分なりの回答があれば迷うことはない。
トレードで大きく資金を減らしてしまう原因は何か。
何が問題なのかを考えた時、結局のところ「リベンジトレード」が大半じゃないかと思う。
リベンジトレードをしてしまう時、自分は何を感じている？
相場は好き勝手に動いているだけ。それに対して勝手に感情移入してしまっているのは自分なんだ。
だけど、その瞬間はそこに気づけない。自分を客観的に～なんていうがそれがその瞬間は難しかったりする。
損切りになった。負けたから悔しい。ロット上げてやる～。
これは誰もが経験すると思う。
こうなっている時点でもう冷静じゃない。
そこから取引履歴が増えていき、破滅の道へと進む。
これじゃあ一貫性もくそもない。
良い戦略っていうのは自分の今の問題点が何なのか、はっきりさせ一貫させた行動を続けていくこと。
お金に対しての執着がこれを邪魔させている。
でも、ここに気づいて修正し改善していけば必ず良いトレーダーになれるんだ。
本当に男を磨くための修行だと思う。
これを乗り越えたら自分はもっと成長できる。
調子が悪くなるとロットを上げてしまう。これが一瞬で死んでしまう原因になる。
調子が悪いんだからロットを落とさなければいけないのに、「早く取り返したい」って気持ちが悪い選択をしている。
あとから振り返ればそうなんだけど、その瞬間はそうは思えない。
すぐに追加入金してのトレードを繰り返す。
まず、この負の連鎖をストップさせることだ。
吹っ飛ばしていい金額でトレードしてんだってことを理解してないといけない。
自分がいま何を狙っていて、そういう行動にでているのか。
負けた⇒腹が立つ⇒すぐに取り返したい⇒ロット上げる
これを止めることができるようにする。
そのために一旦時間を空けるってことが大事。
瞑想するでも何でもいいから、負けたらチャートはすべて閉じる。
何が自分に合うかは人それぞれ。
自分で暴走を防ぐ方法を学んでいくしかないんだ。
