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【行動ファイナンス】投資家はどのように利益と損失の評価をしているのか

こんにちは、ゆうたです。このブログでは行動ファイナンス の話をよくしているわけですが、日々のトレードに行動ファイナンスは役立つと思いますので是非参考になればと思います。

投資家はどのように利益と損失の評価をしているのか

人が物事を評価する時は、基準となる中立なポイントが存在するということ。

この中立な点のことを「リファレンス・ポイント」呼びます。

例えるなら、株式を購入する際、購入価格が「リファレンス・ポイント」ということ。

物事の感じ方はリファレンス・ポイントから離れれば離れるほど鈍くなっていくわけなんですが、これを「感応度逓減」と呼ぶのです。

 

この「感応度低減」ってのは何かと言いますと、

具体例をだすと、運動をして汗をたくさんかいた後の真夏の最初の一杯目のビールは、700円出したとしてもとても美味しく感じられて爽快ですよね。

しかし、5杯飲んだ後に700円を出してまで飲むほど、そのビールは美味しく感じなくなっていきますよね。

 

要するに、2杯目のビールから得られる価値は1杯目のビールから得られる価値より低く、3杯目のビールから得られる価値は、2杯目よりもさらに低くなるってわけですね。(これ、よくわかるんじゃないでしょうか)

 

これをお金に置き換えると、利益に関する感応度低減は「最初の1円から得られる利益の方が次の1円から得られる利益よりも大きい」ということになるのです。

ここで注意すべきは、損失についても同じことが言えるということです。

先ほど説明したリファレンス・ポイントより下では、1円の損失による精神的ショックは次第に小さくなっていきます。

 

要するに、最初500円で株を購入したのが480円にその株の価格が下落したら嫌な気持ちになり困惑します。

 

そして、その後も株価が下落し続けて200円ぐらいまでになったとします。

そこまで下がればもっと嫌な気持ちになると思いがちですが、そうではなく

購入価格から大きく下落し離れれば、離れるほど、もはやほとんど何も感じなくなってしまうというわけなんですね。

 

この何も感じなくなることによって人間は損失を放置してしまうわけなんですが・・・

その話はまた次回にしたいと思います。

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