効率的市場仮説
効率的市場ってのは簡単に言うと、今のマーケットの価格は全てが織り込んでいて、価格がどう動くかわからないというクソみたいな概念のことです。
長期的に勝つことはできないって実際は「ほとんど効率的市場」ってことです。
安定的に勝つには、ほとんど効率的な市場となっている所が「非効率的になる瞬間」を狙い撃ちしていかなければならないのです。
じゃあその非効率的な相場はどこにあるのかってことなんですが、、、
結局相場ってのは「人の心理で作り出しているもの」になるわけです。
だから「そんな人たちがパニックを起こす場所ってのはどこだろう?」って考えることが超重要です。
それはどこかというとストップロスが集まるポイントになる。ストップが集まるポイントに価格は動いていくことが多いです。
FXでは、基本的に参加者全員のオーダーやストップの位置などを知ることはできないです。だけどチャートをみていけばどこがそういったポイントが判断はつきます。
なんで大体の判断がつくかというと、大多数の参加者が基本的にチャートを見てトレードをしているから
チャートで意識されるだろう節目とか、そういう所にみんなストップをおくことが多いです。
だってエントリーの根拠がチャートなんだから、ストップの根拠もチャートになるってことです。
そして大事なのは、そういった節目に来た時にどういった経緯で今の価格にきたのか
が大切。今の時点で強いのか?弱いのか?この判断が重要です。
ただ節目を超えたからブレイクかな?ってだけじゃなくてこれは強いから、ここを超えたらこうなるだろう。コレは弱いから、ここで叩き返されるだろう。って判断するようになってきます。
節目を見てシナリオを建てるのは大事だけどその前に、強いのか弱いのか、勢いは続いているのか?弱まっているのか?これもかなり大事だと思います!
ウォーレンバフェット、ジョージソロス、ピーター・リンチ、ビル・グロース
といった偉大な投資家たち、みんなが意識していることは
「確かなものは何もない」という言葉に表されるように、不確実性と向き合い
そのうえでわずかに残された非効率性に目を向けた人たちが成功している。
トレードで継続的に利益をあげるためにはマーケットにわずかに残る
"ランダムでない部分"に焦点を当てない限り、期待リターンを高めることはできない
ランダムでない部分っていうのはみんなが損切りを置いている所であったり
「買い方、売り方がどこで諦めるのか?」という、妥協点となるポイントを考えることも重要だし、「今回の下落でロングしていた人はポジションを投げたか?」という
視点で考えること。
例えばセリングクライマックスであれば「みんながこのまま下にいくんじゃないか?」
と思う動きをしてロングでのポジションを振るい落としてから相場が転換していくこと
が多い。
こういったポイントに絞ってトレードをしていくことで勝率も上がっていく。
トレードは仮説を立てて確率的に高いものに賭けていくもの。「100%こうなる」
って妄信はしないように心掛けてトレードしていきたいですね。
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相場の本質を学ぶにあたって良書だと思います。プロスペクト理論についても分かりやすく説明されています。
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