こんにちは、ゆうたです。
本日もバイアス(思い込み)が投資にどう影響していくのかってことをテーマにお話していきます。
サンクコスト効果とは
さっそくですが、サンクコスト効果とは何かと言いますと、
- これをやらないと損する
- もったいない
って思った時に、人は訳の分からない行動をしてしまうことを言います。
このサンクコスト効果ってのは、投資している時だけでなく、自分たちの日常生活でも大きく影響されています。
例えば、自分が中古車を購入したところをイメージしてみましょう。
最初は問題なく走っていたんだけど、エンジン回りに異常がでてしまったので修理して費用が150,000円掛かったとします。
その数日後、今度はギアボックスが故障して、修理工場に持っていくと200,000円かかると言われ「修理するよりも新しく車を買ったほうが安上がりだよ」ってアドバイスされました。
この後の行動がポイントなんですが、
新しく買った方が安上がりかもしれないけど、ここで買い換えたらこの前修理した費用150,000円が無駄になってしまうから車を修理しよう、って意思決定した場合は残念な結果になるのです。
すでに150,000円支払ってるからといって修理してしまったらこれは、合理的な行動がとれてないってことなんですよねー。(気持ちは分かるんですけど、、、)
つまり、サンクコストってのは、「過去に支払っていて、もはや取り戻せないお金のこと」を意味するんです。
自動車の例だと、最初の修理費である150,000円は取り返すことができないからサンクコストの犠牲になっているというわけです。
投資でも同じような経験をしたことがあると思うんですが、ポジションをもった取引が含み損を抱えていた場合にも起きるのです。
自分の描いたシナリオとは逆の方向に動いているのに「このトレードで失敗したくない」って気持ちがサンクコストの効果にハマってしまうってわけです。
まとめ
せっかくここまでやって時間と費用を費やしたんだから、「手放したくない」って気持ちになることはよくあると思います。
ですが、「失敗したくない」「もったいない」っていう思いがトレードにおいては致命的なダメージを負うことになるわけです。
本日のサンクコスト効果から学べることは、"効果が出ていない事に見切りをつけて、時間と資金を次のチャンスに新しく投資をすること"が大切だということですね。
結果的に、さらに損失を広げてしまわないように、
わたしも日々のトレーディングで忘れずにしたいと思います。