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【行動ファイナンス】を相場に活かす〜ギャンブラーの誤謬〜

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こんにちは、ゆうたです。このブログでは以前も行動ファイナンス の話をしていますが、多岐にわたる行動ファイナンスの中でも本日はマーケットを理解するうえで重要な「ギャンブラーの誤謬」について話していきたいと思います。

 

ギャンブラーの誤謬とは

表が出る確率と裏が出る確率がそれぞれ50%ずつのコインを投げたとしましょう。

裏が続けて3回出る確率は1/8(12.5%)あります。

続けて4回出る確率1/16(6.25%)、5回続く確率は1/32(3.125%)です。

 

このようなコイン投げの場合、たとえ何回続けて同じ目が出たとしても、次に投げた時に表が出る確率は50%のままで変化はありません。

しかし、ほとんどの人は、何回も裏が続いた場合、無意識のうちに「さすがに次は表が出るだろう」って感じるようになるんですよね。(この気持ちよくわかる)

 

「表が出る」本当の確率は50%で変わらないのに、裏が続けて出ると、人間が無意識に感じる表が出る確率は、50%からどんどん上がっていくわけです。

 

こうした心理現象のことをギャンブラーの誤謬といいます。

 

このギャンブラーの誤謬がトレンドの発生する原因の1つになるんですよ。

例えば、「A社の株価が50円上がった。次は下がるんじゃないか」って無意識に感じて、A社の株を売ったとします。

しかし、50円価格が上がったことにより、「まだ上がる」って思っている人もいて価格が上昇していく可能性もあります。

「次は下がるはず」って思って売った人たちは、価格が逆行していくことに恐怖を覚え、損切りの買い注文をすることになります。

この損切りの買い注文によって、相場は大きく動きトレンドが発生するというわけです。

そして、最初は「トレンドは続かない」って思っていた人も、意外に長く続くと、逆にそのトレンドがさらに続くんじゃないか、って感じ始めるようになるのです。

 

なぜ最初はトレンドは続かないって思っていたのにトレンドが長く続くと考え方が変わるのかというと、「人間は、新しい事態に直面しても、従来の認識を柔軟に変えることができない」って性質があるからなんです。

まとめ

要するに、人は確率を無意識的に修正してしまうわけですねー。

簡単にいえば「思い込んでしまう」ってわけなんです。

このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

こういった性質が人間に備わっているってことを知っておくことで客観的に自分を見つめ直すことができると思います。

是非、トレードに生かしていきたいですね。

それでは、また。