こんにちは。ゆうたです。
本日は、「損切り」をテーマに話していきたいと思います。。
トレードをする上で「必ず損切りの注文を入れないといけない」と色んな本に書いてあるし、よく言われると思いますが、「なぜ損切りの注文を入れなきゃいけないのか」をテーマにお話ししていきたいと思います
なぜ「損切り」は重要なのか?
まず、結論から言ってしまえば「損切りは絶対にするべき」ってことになります。
エントリーする前に、自分のシナリオが崩れるポイントに注文をして、マーケットから撤退する所を決めておく必要があります。
では、なぜ損切りが必要なのかと言いますと、「相場はどちらに動くかは分からない」ってことが大前提にあるからです。
含み損に耐えていれば、いつかは自分の思った方向に向かっていくかもしれません。
しかし、その転換がいつ起こるのかは誰にもわからないことだからです。
特にFXのようなレバレッジを効かせている場合は、反転するまで自分の資金が耐えられる人はいないと思います。
仮に±0まで価格が戻ってきてくれたとしても、その戻ってくる間の期間はずーっと塩漬けの状態になっているから、その間は機会ロスになりますよね。
他にも損切りするメリットはあって、ブラックスワンの対処もすることができる所。
ブラックスワンってのは、リーマンショックのような予測不可能な出来事に対して例えた表現になります。
いつ何が起きるか分からない事象に対してそれが起こるなんて知らなかったでは済まないんです。
いつ地震が来るか分からないし、いつカリアゲ君がミサイル発射するかも分からない。
そういった事象に備えて、自分の資金を守るために損切りするんだって考え方になれば損切りする度にイライラすることも減るのではないでしょうか。
ポジションをコントロールしなければいけない理由は、そのダメージがデカければデカイほど資金を戻すための頑張りは計り知れないわけであります。
例えば、1,000,000円の資金から100,000円まで資金を減らしたとしましょう。
その場合、元の資金1,000,000円まで戻すのに900%の利益を出さなければいけないわけです。
この事実を知れば一回のリスク負う金額は資金の1%、2%くらいまでしかとってはいけないと言われる理由が分かると思います。
「トレーダーとして正しい姿はどんな姿か?」
ってことを意識して日々のトレードと向き合っていきたいですね。
損切ができない人の対処方法
損切りができない人は、まず損切りに対する考え方を変える必要があると思います。
例えば、「相場が上がる」と思って株を買ったとします。
その後、相場が下がっていったとします。
「相場が上がる」と思っている認識と「現実は相場は下がっている」という認識が矛盾を起こしていることになります。
この矛盾を解消するためには「相場は上がる」という認識を捨て、自分の買いポジションをクローズする必要があります。
ここが一番難しくて、なぜみんな塩漬けにしてしまうかと言うと人間は、自分の行動を否定されることを嫌がるという本能があるからです。
自分が損をしているという状態のとき、人は損失を確定させるのではなく、リスクをとり続けることを選びがちになるということです。
損切りをすることで資金を守り、次のトレードチャンスに備えるメリットがあると考えトレードをする最初の時点で、どこで損切りするかを決めて、その地点まできたらどんな理由があろうと、どんな感情が沸いてこようとも絶対に損切りをするというルールを決めること。
まずは、小さいポジションサイズから損切りをするトレーニングをしていくことで何も考えずに損切りをする習慣をつくることができると思います。
どれだけ悩んで、「上がるか」「下がるか」を当てようとしてもその1回のトレードが利益になるかは分かりません。
逆を言えば分からないものに悩むだけ無駄ってことになります。
自分たちにできることは確率に基づいたルールを作り、期待値がプラスのポイントに絞って、トレードをすること。
その仮説が違ったら撤退する。
これ以外にどうすることもできません。
ロスカットになってもいいんです。
自分にとって正しいトレードこれを繰り返す。これ以外にできることはない。
「もっと利益が伸びるかも」「いつか相場が反転するかも」こういった感情に支配されていないか?
自分自身の感情を第三者の視点で観察していくことが大切だと思います。
勝つことではなく負けない事を常に念頭においてそれを繰り返してく事が、トレード
で勝ち続けるヒントが得られると思います。