こんにちは。ゆうたです。本日は、人の「直観」ってのはどういった状況の時にあてになるのか、ってことをテーマにしていきたいと思います。
人の直観があてにできる時はいつなのか
アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス、グーグルなど多くの優れたベンチャー企業への投資で成功を収めた投資家ジョン・ドーアなどの起業家たちが「インターネットよりも重要」と絶賛し、投資した事業があったのです。
その製品というのが、電動立ち乗り2輪車の「セグウェイ」だったわけです。
セグウェイを発明したのは、ディーン・ケーメンというテクノロジーの達人でして、
彼自身も、間違いなく成功すると予測していたんですね。
しかし、結果的に投資としてのセグウェイは失敗だったわけであります。これだけの名だたる起業家たちが、失敗した原因は自身過剰だったっていうところです。
各々が、その専門分野においてはトップに君臨しているわけですが、ある特定の分野において経験がある先駆者でも、他分野の予測にも長けているかというと必ずしもそうではないっていうこと。
ダニエル・カーネマンが著書ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? で次のように説明しています。
直観が頼りになるのは、予測可能な環境で判断を下す経験を積んだときだけだ
要するに「直観」ってのは自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しいってわけなんですね。
ここから学べるのは、直観は、新しいものごとに対処するヒントとして頼れなくなっていて、これからは「分析」がより重要になってくるってことなんでしょう。
良い投資家になるために、事実に焦点をあて、感情を交えずに判断する必要があるわけなんですな。
自分のアイデアの長所ばかりに目を向けすぎて、欠点に関しては無視したり過小評価してしまわないように客観的に物事を視ることが重要なんだと感じますねー。