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〇〇から学ぶ【ファイナンス思考】の重要性

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こんにちは、ゆうたです。

本日は、投資家を目指す上で必須となる「ファイナンス思考」をテーマにお話ししていきます。

 

ファイナンス思考とは

さっそくですが、ファイナンス思考とはどういった考え方だと思いますか?

 

ファイナンス思考とは、

会社の企業価値を最大化するために長期的な目線に立って事業や財務に関する戦略を総合的に組み立てる考え方」のことです。

 

これだけだと何を言っているかわかんないっすね

具体的にどういうことかと言いますと、

  1. どこからお金を調達して
  2. 調達したお金はどのように使い
  3. どのように利益を上げて収益をどのように配分するか

ってな感じっす。


ファイナンス思考で考えることによってとっても良いことがあるのです。

それは、、、

 

そのサービスが今後5年、10年と続いた時にどれくらいのキャッシュを稼ぎだせるのか」ってことが考えられるようになるのです。

 

ここでざっくりと会計とファイナンスの違いについて説明すると、

会計が会社の「現在地」を知ることができるものに対して、ファイナンス思考は会社がどの「目的地」に対してどのように進むべきかが分かる考え方となります。

 

企業の価値を正しく見極めるにあたって、注目すべきは「将来どれだけのキャッシュを生み出すことができるのか」って所がポイント。

これによって企業価値の判断も変わっていくわけであります。

 「どれだけの価値があって、それに対していくら払えるのか」が重要なのです。

 

 

ちなみにファイナンス思考を活かした経営をしているのがあの、

 

Amazonなのです。

 

CEOである、ジェフ・ベゾスは長期的な考え方を好んでいます。
長期的な考えを持つことによって「重要なことだけに集中できるようになる」んだと。

 

アマゾンが常に一貫していることは「顧客至上主義」「世界でもっとも顧客にこだわる」ということ

その軸だけはどんな状況の時でも、ブレていないのです。

 

そして、アマゾンは短期的にはマイナスになるような意思決定をしますが、将来の成長に向けて果敢に投資をする企業です。

アマゾンの先行投資型の戦略は世界中の投資家からの信頼があるからこそできる戦略になるのです。

顧客への価値提供と株主への価値の向上こそが重要なんだ、っていう考えが根底にあるんですねー。

 下記は、ベゾスから株主へのレターを引用したもの

本質的な成功の度合いは、長期的に我々が生み出す株主価値で測られるべきであると考える。

株主価値の向上は、会社を拡大し、市場リーダーとしての立場を強化して得られるもの。

市場リーダーとしての立場が強くなるほど、我々の経済モデルはより強固になる。

市場でのリーダーシップが売り上げ、利益の増加、資本の循環速度の向上につながり、結果として投資に対するリターンも強くなる」

 

顧客への価値提供と株主価値の向上は、長期的に見ると一致する、というのがAmazonの根底にある考え方であります。

それこそが、「成功指標」になるだと。

 

アマゾンが重視するフリーキャッシュフローとは

Amazonはフリーキャッシュフローを重視しています。

フリーキャッシュフローって何かと言いますと、、

「営業キャッシュフロー」と「投資キャッシュフロー」を足し合わせたものです。

 

具体的には、

事業に必要な固定費から借金返済の義務を果たした上で残るお金のこと。
つまり、自由に使えるお金のことを言っているのです。

フリーキャッシュフローが高いということは、それだけ健全な経営をしていると言う事なんです。

 

キャッシュフローは現金が実際に移動したタイミングに発生します。

Amazon仕入れ代金を支払うよりも先に販売代金を回収することで多くのキャッシュをつくりだしているわけであります。

 

まとめ

会社の長期的な成長のために必要な投資をケチって、その時の利益だけを優先する企業に投資をしてはいけないってことですな。

 

「増収増益」、「減収減益」といった表面上の言葉に振り回されてしまってはいけないということをAmazonから学ばせていただきました。

 

ファイナンス思考とは何かまとめると、

  1. 将来にわたって生み出すキャッシュフローの最大化に繋がるか
  2. 時間軸を長期的に考える

 

会社経営の本質とは、事業価値を高めることにあるってことになるわけでしたよね。

そして、ファイナンス思考では「企業価値の最大化」といった抽象的なものを具体的な目標に落とし込んで何を成し遂げるかを定義する必要があるということです。

 

ファイナンス思考の本質は 本田宗一郎さんの仰る

理念なき行動は凶器。行動なき理念は無価値

この言葉に凝縮されているのではないでしょうか。

その企業の根底にある、考え方から今やっていることは道は外れていないかってところが重要だと思います。

 

つまり、目先の数字だけを追ってしまってはダメだよーってこと。

長期的に見てどうなっていくのか」常に考えて行動していく必要があるというわけです。

 おススメ本

ファインナンスって何なのか、について基礎的なことが書かれている本です。

アマゾン、リクルートなどの具体例を出しながらファイナンスについての理論などではなく、その「考え方」についてを学べます。

投資を行う人にとって稼ぐ力になってくれる良書です。

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論