こんにちは。ゆうたです。今日のテーマはお金のバイアスについてです。
相対思考の罠から抜け出すと無駄遣いが減って、お金が貯まるよーって話しになります。
お金が人間の心理にどう影響するのか?
人はチャンスを無くすようなお金の使い方をしてしまっています。
これは人間は生まれながら損失を回避する傾向があるからです。投資の本などでよくでてくるプロスペクト理論のことですね。
人間は大きい買い物をする時は意思決定が甘くなります。例えば、
100万の車を買おうとした時オプションがついて110万になっても気にしないのに
スマホを買おうとする時、5万と10万の差はメッチャ大きく感じることってありますよね
元々の定価の金額に対して割引率が大きく見えたり、小さくも見えることを相対思考
といいます。人間は合理的な判断ができなくなる。
そして、相対思考は時間に対しても起こっていて、みんなスーパーで100円でも安いものを選ぶのには時間をすごく使います
心理会計
ダニエルカーネマンの実験によると
16000円のチケットを買ったけど、ライブ会場に行ったら、チケットが無いことに
気づいた。その時にもう一度チケットを購入するかという実験。
買うと回答した人は10%しかいなかった。
2つ目の実験は、16000円をもって当日券をを買おうとした所、現金でもっていた16000円を紛失してしまった。このケースでチケットを買おうと思うか?
買うと回答した人は50%以上の人たちが買うと回答した。
ここで重要なことは感覚が違うという違和感に気づくこと。これが心理会計といいます
働いたお金とギャンブルで勝ったお金は全然価値が違ったり、食料品に関しても家で食べるものにはお金を使わないのに外食した時はお金を使ってしまうとかのことですね
後悔回避
人間は無意識に後悔しない選択をとろうとする。後悔することを避けることによって逆にチャンスを逃してしまうことが起きてしまう。
オランダの宝くじは自分の住所の郵便番号で当選するクジがある。買わないで自分の
郵便番号が当たってしまったらすごく損した気分になってしまう
何かを買う時にこのままだと損をするなと思って意思決定をする時は気を付けましょう
って話しでした。
無駄遣いを防いで貯金をするには
お金が貯まるはずなのになぜ貯まらないのか?その最大の原因は
人間の特徴として過去の都合のいい事は思い出すし、未来のことに関してはバラ色の
未来を想定する傾向がある生き物ということです。
つまり、嫌な事は直視したくないから逃げるし、未来のことは良いことしか考えないってわけですね。
例えば、先週たくさん買い物してお金を使っているのにも関わらず少なく見積もるし
未来のことは「そんなにたくさん使うことはないだろう」って考えてしまうわけです。
これではお金が貯まるわけはないですよね。
この見えないところで使ってしまっている対処法を紹介したいと思います。
自然に貯金をするには3つの方法があります。
1.ノスタルジー戦略
2.毎週1回は過去に対する感謝の日記を記録する
3.循環型思考。毎日は今日の繰り返し。
この3つです。
1つ目のノスタルジー戦略とは、自分の過去を懐かしめるようにすることで貯金ができるようになります。
なぜかというと昔の思い出などに浸り、安心感が得られるものを見つけることで、貯金をするポジティブな理由になるってことです。
人の価値観はそれぞれ違うので、安心感というものを感じることが好きな人もいれば
実際にお金が貯まっていくのが好きな人もいる。だからその価値観がどの方向に向いているのかってのを見つけるために昔の思い出が役に立ってモチベーションのコントロールができるってわけですね。
2つ目の感謝を日記に書くことがなぜいいのかというと、自分をコントロールする能力が高まるから貯金ができるようになっていくということです。
目先の事にとらわれずに我慢できるようになり、過去に対する感謝をすることによって「今の自分があるのはこの人たちがいるからもっと頑張れる」って考えるようになって
セルフコントロールする力が上がるってわけなんですよね。
3つ目の循環型思考についてなんですが
例えば「1年以内に100万円を貯めよう」って具体的に考えるよりも、
「毎日は同じ出来事の繰り返し、人間はそんな簡単に変わらないから今日の繰り返しを精一杯頑張ろう」と思っていることの方が、貯金する確率が上がるんです。
わたしたちには今しかないって思う事が大切で、そう思えることで、今日の積み重ねが
ずっと続いていくんだって思うことで先延ばしにすることを防いでくれて、毎日の行動の質が上がっていくんですね。
自分の中で習慣化できる思考のシステムが大事になってくるってことですね。
自分はまず過去の感謝の日記から実践していきます。